2019年版の3回目観劇を終え、今年は見納めたので改めて感じたことを。
前回の投稿を見返すと、かなり2018版に寄せた内容になっていました・・
2018版の1幕ラストが急に観たくなったせいでしょうね。
https://ishinoyakudo.net/過去と未来をつなぐ伝説2019/
■ストーリーテラー・戸塚
前回のエントリーでは、子ども相手の説明役だの、出演時間が少ないだの、なんだかんだでマイナス気味の描写をしていましたが、改めて思ったこと。
冒頭で「過去と夢の物語へお連れします」とひとつの物語を紐解く戸塚。
導かれるちびっこたちと我々観客。動き出す過去のこと。
これはすべて戸塚主導のシナリオなのだ。
これまではジャニーとして、今回は語り手として、演目を動かしていたのは戸塚だったのだ。
温かい声質、語り掛けてくる口調、語り手としての役割をステキに担ってくれました。
出番は少ないですが、構成が端折られた分、説明が欲しいところで出てきてくれる、どれも痒いところに手が届くタイミングで登場。
ジャニーを演じた経験もあるので、客観的な説明をしながらもどこか自分のことのような・・特別な感情が込められていたようにも感じます。
ちびっこたちと戯れる姿も、もしかしたら本家ジャニーさんもこんな感じで子どもたちと交流していたのかな、と思わせたり。
というか、ジャニーさんが戸塚の体を借りてみんなに自慢話をしている、そんな風にも思えました。
■ほほえましいお兄さんたち
ちびっこがいたので、途端に叔父さん化する5人。
仲良くしたいけど上手く絡めない空回り戸塚が見られるのも、ちびっこが居てこそである。
何気に五関さまは年下との絡み方が自然だなあと、常々思う。意外と兄貴感があるというか。2幕の五関さまソロの振付講座(という名のムチャぶり)時間は毎回楽しませてもらいました。
橋本ソロの「milky way」はいつの日からかちびっこも参加していて、これがまあ声がキレイな子でした。まっすぐに伸びやかな、堂々とした歌唱でした。
どうやら舞台経験のある子だとか。
優しく見守る橋本は、まるで愛犬でも見ているような感じで、温かい時間だった。橋本自身も入所したばかりの頃に歌声が評価されて、急遽少クラでソロパートもらったことがあるみたいだし、過去の自分と重ねていたのかもしれない。
橋本は機会をもらったことがきっと嬉しかっただろうし、今回共演したちびっこたちにも楽しい思い出にしてほしかったのかなと思う。
MADEとの絡みはもうお家芸みたいなもので、MADE側もえびの扱いに慣れていらっしゃる。
この安定感があるからこそ、ちびっこたちと自由にできるというもんで。
■華麗なメドレー
ジャニーズ伝説のもうひとつの見どころ、ジャニーズメドレー。
昨年はジャズアレンジされたオシャレなメドレーでしたが、今年は原曲ママのメドレー。
原曲ママときいて、正直私は特番で見かけるようなカラオケちっくなものになってしまうのでは?と不安も・・でもいざ観てみるとやっぱり素晴らしいパフォーマンスでした。
原曲ママなので、ダンスナンバーやポップなナンバーも取り入れやすくなったのかなとも。V6セクバニ、KAT-TUNドンエバなどなど、確かにこれはジャズアレンジではなく原曲で観たいものだったし。
各メンバーのソロタイムも用意されていて、五関さまの選曲が意外だったなあなんて。でも確かに、爽やかで甘い歌声にピッタリの曲だった。
塚ちゃんシブがき隊・河合忍者は声質・キャラクターにお似合いでした。
まあでも戸塚男闘呼組もイメージ通りだし、橋本関ジャニではちょっと乱暴的ですらあるまっすぐ力強い歌声も聴けて、結局どれもよかった。
(2018の各ソロ曲も最高だった!)
今年はジャニーズメドレーのあとにABC座メドレーが。
ABC座の歴史を楽曲で振り返る、これまた貴重な時間でした。
「サポーターズ」と「A.B.C-Z with LOVE」が一度に聴ける公演。これ贅沢。
お衣装もステキで、ジャニーズメドレーでは背中に「Johnny’s」と背負っているのが、ABC座メドレーでは背中が「A.B.C-Z」に・・!
いよいよA.B.C-Zの時間だぞ!というホーム感。強い。
わ~!と観てると、何やら5人の背後から巨大な装置がせり上がってきて・・
5Starのお出ましです。
歌いながら、みんな自然に5Starに乗っていくんだけど、まあよくもひょいひょいくるくると・・(褒めてる)。
自力で装置回したり、サイドから飛んでみたり、宙返りしてみたり・・A.B.C.してた。
ひとしきり魅せてくれたあと、おもむろに安全ロックのベルトを巻き付け始める5人。・・・確かに今までなにもつけてなかったな!
ロックつけて装置に乗り込んだあとは、なかなかの速度で5Starを回転させておられました。側面で加速つける塚ちゃんの力強さハンパなかったな~。グッて効果音見えたもん。あの時の塚ちゃん目線のカメラ見てみたい。
ラストは演者全員が白い衣装に着替えての「You…」。
堂本剛くんが手掛けた楽曲を全員で熱唱してくれます。
スポットライトを囲むように、ときには天を仰ぎながら、ジャニーさんへ向けて未来を歌う姿に涙を誘われますが、何よりも演者側の方が大きな想いを込めているのが伝わり、とても壮大なラストシーンとなっていました。
途中からバックスクリーンに歌詞が表示されるようになったみたいで、より「You…」に込められたメッセージが分かるように。
■終わりに
涙涙の大熱唱ののち幕が降り、公演は終了。
あっという間の2時間30分でした。
2幕はホントに時間の経過が早い!
あれよあれよといううちにえび座メドレー始まって5Star乗って「You…」歌って・・・。
なんだかんだ言って、やっぱり楽しい。
5人が演じ、歌い、舞う姿はワクワクしかしない。
何せ本人たちが一番楽しそうだから。
今年のジャニーズ伝説も無事閉幕、おつかれさまでした!
参加したちびっこたちも楽しんでくれていたなら嬉しいな。
大変なことも厳しいこともあったろうけど、プロフェッショナルな舞台つくりに参加することで舞台に立つ楽しさを知ってくれただろうか。
今後も向上心もって活動してくれることを期待。
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